あなたの感情を Sagasoon.
メールなどの文面をみただけで、我々差出人が怒っているのを探知したりするわけです。
この××野郎め!
そんな文面をみて、「さては怒ってるな?」みたいな。
結構前からだとは思いますが、こうゆう文面にしたいして、AIが感情を読み取るという技術が出てきてますね。
今日はそのお話を。
ディープラーニング
子供のころから、我々は知らない間に色々な経験を重ねてます。この膨大な経験から「今日のお母さんは機嫌が悪いな。お小遣いをせがむのは明日だな」など、賢く判断してるわけです。
AIの話題に出てくるディープラーニングも、おんなじことです。
色々な経験を沢山させ、「それは違いますよ」「良く出来ました」と教えてあげ、経験を重ねてあげるわけです。
それがディープラーニングという手法。
経験から判断
そういった経験をさせたものに、新しいものを「これはどお?」と判断させてみると。
幼稚な状態であれば、「怒ってる」か「喜んでる」かも間違うわけですね。
それが、だんだん賢くなってくると・・・。
将棋でAIと人が対戦しているのを見たことありますかね?
普通に人間が負ける場合が多いかな?
オセロについては、もう、ほとんど人間が勝てない状態だそうな。
うーーーーん。こわお。
複雑なもの
将棋というのも複雑には違いないのですが、極論は「論理の塊」です。
ああしたら、こうなる
というのがハッキリわかってます。
これはコンピューターは大得意。ですので、学習すれば学習するほど強くなる。複雑さというより、その分野であれば大得意な分野。
ただ、将棋やオセロ、囲碁などでAIに勝てないといえども、まだ、表情の読み取りは難しいっぽいです。
感情ってのは、論理的でないところがありますからね。
文章でもそうです。ツンデレなんて、なかなか言葉として判断しにくいでしょう。
「うれしくないんだからね!」とか言われたら、「怒ってる」と判断しちゃいます。
顔から感情を判断
そんな難しい挑戦をしているサービスがあります。
UserLocal 表情推定(感情認識AI)をいうWebサービスです。

顔の入っている写真をアップすると、この人は「怒っている」とか判断するサービスですね。
先ほどのお話ではないですが、感情は「複雑系な話」なので、どこまで認識できるのかやってみたいと思います。
やってみた
女性の笑顔
満面の女性の笑み。
誰がなんといおうと、「喜び」な写真です。
しっかり判定してますねー。
子供の笑顔
独特な笑顔ではないと思うんですが、「悲しみ」になってますねー。
「えーんえん」と泣いてるような見え方なんですかねー。
こうゆう表情の読み取りってのは、ほんと難しいようです。
なかなか微妙
他にも「喜び」の写真を色々試してみましたが、「悲しみ」になってしまったり「性別が違う」など、色々微妙かもしれません。
それだけ判定が難しいんでしょうねえ。
顔認識は出来るんだけど、感情まではまだまだという感じです。
まとめ
まだサービスでは使える感じではないですが、顔だけの要素で感情を判断するのは人間でも難しいですよね。
それを考えると、そんなに悪くない線なのかもしれませんよ。
人間だって文字だけじゃ感情が分からなかったり、声と顔いろで感情を判断するわけです。
こういった要素が上手く複合できれば、正確な「感情」がつかめるようになるんじゃないでしょうか。
こうゆう感情を把握できるロジックが出来ると、スマートスピーカーとの会話も一段と面白くなるんでしょうね。
「アレクサ、音楽をかけて」って話ただけで、「明るい曲」になったり「ムーディーな曲になったり」するわけですよ(笑)
介護の現場のロボットでも、色々なコントロールが出来るようになるんでしょうねえ。
おもしろい。
実におもしろい。
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